介護の職場を探す際の注意点

高齢化社会を迎えている日本において、介護の仕事に関心がある方は多くなってきています。ですが同時に、神経を使う仕事でありながら業務に見合った報酬が得られなかったり…といった問題点が多々あり、介護に転職をすると二の足を踏むという声もよく聞かれます。

介護は、体力的・精神的タフさが求められる職種であり、どんな人でも簡単に続けられる仕事とは言えません。

優しく面倒見が良い人が向いているかというと必ずしもそうではなく、むしろ、私生活であまり人付き合いが得意ではなく、仕事になるとキャラクターを切り替えて無心に働ける、といったタイプの人の方が、あまりストレスなく働ける傾向があるといった意見もあります。こうした意見から、単なる思いやりの気持ちだけでは続けられない現場の厳しさが垣間見えます。

さらに、介護職は未経験でも入れる仕事ですが、キャリア面を考慮するのであれば、現場経験はもちろん、上級の資格も取得する必要があります。そんな中、日々の仕事で気力体力を使い果たし、試験に備えての勉強が思うようにできないというケースは珍しくありません。そのため、もし長く介護の世界で頑張りたいのであれば、勉強や資格取得に協力的な企業を選んだほうが良いでしょう。

できると思って飛び込んでも、「こんなはずではなかった」となってしまっては残念ですよね。そんな風に後悔しないためにも、転職する前に、ある程度理想のビジョンを描いておくことが大切です。

まずは自分が介護職に適性があるかを、慎重に見極める必要があります。これはどんな職種への転職にもいえることですが、その業界で自分は何をしたいかをきちんと熟考することも大切です。

その後、もし介護職に入ることを決意した場合、職場選びにも注意を払う必要があります。どんなに働く意欲があったとしても、劣悪な環境で働くことになってしまえば、ストレスで感覚が壊れてしまい、介護に対する情熱が一気に削られてしまいます。「介護に挑戦したい」という思いを途絶えさせないためにも、自分らしくいられる場所を探し出しましょう。職探しに失敗しないポイントはこちらにも詳しく書かれていたので、併せて確認してみてください。